大吉は凶に還る

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 壁から手の出る話は

02 Jun 14 - 07:11

 壁から手の出る話は『旧約聖書』にもあるが、日本の便所や天井から出る手は正に凄い。例の『四谷怪談』では御岩様の幽霊は概念的作品であまり凄くない。凄くしようという意図の方が凄さの実想より先に見えるからだが、その中にただ、盥の中から青白い手の出るところがある。これはちょっと怪の感じが出ている、『四谷怪談』中の唯一の怪味であろう。『源平布引の滝』で女が腕を生んだといって、青白い腕がしきりに活躍する芝居があるがあれもちょっとグロテスクだ。こういう風に、日本の妖怪には切りはなされた肢体を非常に実想的にとりあつかってある。これらも「病的感」「不具感」である。  ともかくも日本妖怪の味は概して、生々とした、病的感、癈頽した生きものの感じを持つ、或るものは癩病を思い出すように鼻などがなくつるりとしている。これは全くきみ悪い感じである。一つ目小僧などは正にその一つであろう。  また、のっぺらぼう、またはぞべらと呼ばれるところの妖怪がある。或る時は非常に美しい御姫様または奥女中風の後姿をしているが、それがふとふり向くと目も鼻も口も何もない、顔をしている。その風姿は必ずしもきまってはいないが、ともかくも顔の道具をすべて持たない妖怪であるが、これらも一種の奇形感、病気感、を持っている。きみの悪い味である。  外に、撞木娘といって、美くしい町娘の風をしていて、顔が丁度、撞木の形、即ち丁字形であって、丁の横の棒の両端に目がついていて中央に赤い口を持ち鼻はない。撞木鮫という魚に似ているがやはり色は真白できみが悪い、これらも同前の感じである。  ぞべらも、その撞木娘もともに多く美装した娘であるが、これがまたへんに凄い不思議な謎の味を持っていると思う。 亀山社中焼肉市場

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